家族葬の場合、近親者のみが集まっているため、喪主の挨拶は不要ではないかと考える方も多いです。
実際、近年では、家族葬の場合に喪主の挨拶を省略する場合も増えてきています。
しかし、喪主の挨拶は故人や参列者に敬意を払うために行うものです。
そのため、家族葬であっても、喪主の挨拶がもつ本来の意味から鑑みると、省略しない方がよいといえます。
喪主が挨拶をするタイミング
喪主が挨拶をするタイミングは、主に4つあります。
僧侶への挨拶、通夜開式及び閉式の挨拶、告別式の終盤の挨拶、精進落とし前後の挨拶です。
式をスムーズに進めるためにも、喪主の挨拶は適したタイミングで行いましょう。
一般葬であっても、家族葬であっても挨拶のタイミングは同等と考えて問題ありません。
挨拶時の注意点
また、挨拶をする際には、使ってはいけない言葉に注意します。
まず、忌み言葉です。
「浮かばれない」「死亡」「生存中」などです。
他にも、「重ね重ね」「ますます」「いよいよ」などの重ね言葉も控えましょう。
不吉なことが重なるという意味になってしまいます。
不幸が続くという意味では、「再び」「引き続き」「続いて」「追って」という続き言葉も使えません。
また、「消える」「落ちる」「浮かばれない」という単語も不吉な言葉として捉えられてしまいます。
最後に、死や苦しみ、生存などに関する直接的な表現の言葉も厳禁です。
このように、挨拶をする際にも、言葉には細心の注意を払わなければなりません。
上記のような言葉を使わないように、たとえ家族葬であっても挨拶の準備はしっかり行いましょう。
また、挨拶の時だけでなく、参列者との個人的な会話の際にも、葬儀中は言葉に注意しましょう。
葬儀は薬師典礼におまかせください
葬儀についてお困りの方は、薬師典礼までご連絡ください。
火葬式、家族葬、一般葬、仏式葬など、あらゆる葬儀についてご相談を承ります。
葬儀場・斎場のご案内や葬儀一般のご相談については、薬師典礼にお任せください。
お待ちしております。
薬師典礼(埼玉県坂戸市、鶴ヶ島市/東松山市鳩山町)|家族葬において喪主挨拶はなしでもいい?マナーについて解説